アメリカという甘美な幻想

南カリフォルニアはオレンジ郡に住むオヤジです。妻共々サラリーマンでしたが、2011年にグリーンカードが当たり、アメリカへの憧れに抗しきれずに2012年10月に移住してきました。個人輸入代行やコンサルタントを生業にした後、2016年からは会社員(人事、法務など)に。移住する遥か前から積み重ねてきた様々な「アメリカ体験」も含めて文章に残すためにこのブログを書いていますが、会社員復帰以降は忙しすぎて更新は稀に。。。面目ない。

安倍首相

日本よ。早く決めよう!

カリフォルニアは今土曜の昼12時。

これから大好きなケーキ屋と寿司屋に行ってテイクアウトする予定です。正直、自分が大好きなお店が潰れないように少しでも貢献したいという気持ちがあるんです。

さて、日本国民も相当ヤバさがわかってきたようだし、このヤバさを甘く見ている人のヤバさにも気づきだしたように感じます。ニューヨークに住むこの女性のYouTubeでの警告動画の短期間でのバズり方やそれへの反応を見ればあながち間違ってはいないでしょう。



それをYahooサイトが取り上げ、そこにも意見が投稿されていますが、ここにも危機感がにじみ出ています。その他の記事への国民の投稿も総合すると、日本国民は総じて、今の状態に「真の危機感」を覚えたように思えます(少なくとも僕はそう希望しています)。

ここで国としての決断ができるのは安倍首相しかいません。しかし、彼は決断せず、ロックダウンするかどうか先延ばししています。まだヤバさがわからないのか、それともヤバさはわかっていてもマジで能力・資質上の問題で決断できないのか、どっちでしょうか。

あのね、一国のトップでしょう、安倍さん。マジョリティーの国民は「さすがにもう決めてほしい」って言ってると思わないですか?その上で、ヤバくないと思うならその方向性で明確に対応方針を国民に説明しなさいよ。やっぱりヤバいと思うなら、その方向性で明確に国民に対応方針を説明しなさいよ。

できないのか?国の責任者なのにそれができないのか?なら出来る人にその座を譲ってほしい。政党その他どうでもいいから、出来る人に意思決定を代わってもらって。決められない人は上に立っちゃだめなの。保守もリベラルも関係ないの。トップの唯一最大の役割は「決めること」なんだから。

英語:発音の正確さが「全て」という状況もある


前にアメリカで生きるのに必要な最低限の英語力の話を書いたが、先日安倍首相がアメリカでスピーチした際、英語の発音がひどかったということで一部から激烈なバッシングを受けたと聞いている。確かに安倍さんの英語の発音はひどかった。でもそれをあげつらう意味が全く分からない。

 

安倍さんがスピーチコンテストに出たと言うのなら話は別だが、彼は日本の首相の立場でアメリカの上下両院の議員に向けて何かを伝える機会を得、その伝えたいことはきちんと理解してもらえ、だからこそ万雷の拍手を受けた。目的に対してきっちり効果があったではないか。

 

伝えた内容が拙劣だとか、理解されなかったとか、日本の立場を危うくしたというのなら彼の職責に照らし大いに非難すべきだと思うが、「きちんと相手に伝わった英語」の「発音」を殊更に非難してどうするんだろう。もう一回言うが、上下両院での演説は「英語自慢の人たちのスピーチコンテスト」じゃないのだ。

 

ところで、安倍さんの英語の発音でアメリカで生活できるか、という話をしたい。

 

以前にも書いたが日系人の多い地域で生きて行けば、そもそも英語は最小限の使用で生活可能だ。だが、当たり前だが英語力が不足する状況はアメリカで暮らす上で少しもいいことはない。何か面倒なことが起きたとき自分だけでは対処できないのだから。

 

実は先日、僕のもとにHonda(勿論アメリカの)から手紙が来た。僕の乗っている「2005Honda Civic Hybrid」のエアバッグに不具合が見つかったのことで、リコールする旨書かれていた。近くのHondaのディーラーに電話して、エアバッグの交換の予約をせよとのことだった。

 

すぐに電話してみたが、電話番号を聞かれ、名前を聞かれ、車のVINナンバー(16桁くらいのアルファベットと数字で構成される製造番号のようなもの)を聞かれた。そして最後に「部品が3か月待ちなので、在庫が入ったら知らせる」ということで会話は終了した。

 

すぐにでも交換できそうな文面の手紙を送ってきながら結論は3か月待ち、というのは極めてアメリカ的であるが、まあ会話自体は極めて初歩的であった。初歩的ではあったが、「日本人の典型的な発音」では恐らくこの会話は成立しない。普通の会話ならネイティブは文脈を考えながら発音の間違いを脳内で補正してくれるが、それ自体では意味を持たないアルファベットと数字を相手に伝える以上「発音が全て」になる。しかも電話を通してだから尚更だ

 

僕はずっと典型的な日本人の発音であっても特段恥ずかしがる必要はないし、実際言いたいことが伝わるならそれで十分だという立場に立っている。「ビーフ、ワンパウンド、プリーズ」とカタカナで発音してもまず間違いなく相手は「Beefone pound分」売ってくれる。が、今回の例のようにその時のシチュエーションや話の文脈から相手が発音の間違いを補正しながら聞いてくれることを期待できない場面、すなわち「発音が全て」と言う場面もあるのだ。

 

自分の名前のスペル、電話番号、そしてVINナンバーなど、単にアルファベットと数字を伝えるという簡単なことなのに相手に理解されないのは厳しい。特に今回はリコールの話だ。命にかかわる。なので、発音はいいに越したことはない。僕の以前のエントリーを読んで発音なんて「どうでもいい」と思ってしまった方がいたら、それは違うので誤解なきようお願いしたい。

と、書いたあと2時間が経ったが、追加があるので書いておく。

こちらでスペルを言う際は、たとえば「Kanimo」だったらこんな風に確認しながら伝えることがある。

 "K" for Kitchen   "A" for America   "N" for Nebraska
 "I" for Iowa   "M" for Monkey  "O" for Oregon

つまり「KはKitchenのK、AはAmericaのA…」のように、誰でもわかる単語を引き合いに出して自分が話したㇲぺルを相手に理解させるのである。しかし、それでも発音がまずかった場合は相手を混乱させることは十分ありえる。

たとえば「Victor」と言いたくて「V for Vermont」と言ったつもりでも、日本人の典型的な発音で”V”を「ブイ」と発音してしまえばこれは絶対に伝わらない。そこで、それに注意して「ヴィー」と発音した(つもりになった)ところ、今度は先方には「B for Bermont」と聞こえてしまう…そんなドツボが考えられるのだ。そしてやっかいなことに「Bermont」という名詞(地名)は存在するので、「Victor」は「Bictor」として理解されてしまう可能性も低くない。

そう考えると、やはり発音は少しは練習しておいた方がいいかもしれない。

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