アメリカという甘美な幻想

南カリフォルニアはオレンジ郡に住むオヤジです。妻共々サラリーマンでしたが、2011年にグリーンカードが当たり、アメリカへの憧れに抗しきれずに2012年10月に移住してきました。個人輸入代行やコンサルタントを生業にした後、2016年からは会社員(人事、法務など)に。移住する遥か前から積み重ねてきた様々な「アメリカ体験」も含めて文章に残すためにこのブログを書いていますが、会社員復帰以降は忙しすぎて更新は稀に。。。面目ない。

レストラン

コロナ禍。日本は甘いか

さて、休憩。
この1日でアメリカの罹患者が中国を超えて最多になったとか、アメリカの200兆円規模の緊急経済対策が下院を通過し大統領が署名するとか(今流れているニュースはそれで、ちょうど署名が終わった)、小池東京都知事が週末自宅待機要請を行ったとか色々あったが、「マスクさえしないアメリカ」vs「飲食店他での接触を未だ禁じない日本」、一体どちらが今後ヤバそうかと言ったら、それは日本ではないか、と僕個人は思う。

アメリカ人はやるとなると徹底する。それはご存知だろう。もちろん一部に例外はいる。でも、普段のアメリカ人からは信じられないレベルでやるときはやる。今カリフォルニアに来て、たとえばハンバーガー屋に来てみるといい。まず6フィート(1.8m)の間隔を開けて皆が並んでいる。6フィート間隔を示す線が床に書かれている所も多い。そして、これ(Social Distancing=他者と社会的に有用と思われるレベルで距離を保つこと)を守らない者を僕は今の所見たことがない。

スーパーに来てみるといい。まず、店舗内の客が一定数に達していると入り口前で待たされる。そして出ていった人数に応じて待っている人が中に案内される。トレーダージョーズなどでは、入るときにハンドサニタイザーを手にかけてくれる。

苦しいはずの飲食店、中でもファストフードではない通常のレストランは、テイクアウトの需要に応えられる体制をなんとか構築し、昼と夜の需要がある時間に限定して営業をしている。客がいないだけでなく、椅子がテーブルに逆さまに積まれている店舗の厨房で、コックさんが食事を懸命に調理する光景を見ると、得も言われぬ感情に襲われる。

翻って日本では、今でも飲食店は店舗営業が可能であり、それどころか濃厚接触が前提の水商売も営業ができているというではないか。客足が遠のいたのは客自身の判断であって、行く気があれば行ける状態が今も続いているわけだ。これはアメリカとは決定的に違う。そして、一見羨ましい。しかしながら、そこに甘さを感じる。

これまで他国に比べて上手に抑えられてきた罹患者数がここに来て急に増えている日本。僕に正しい答えを出すことなどはできないが、もし僕が為政者なら、アメリカにならってSocial Distancingは実施するだろう。複数の人間の集会は禁止し、自動的に飲食店の店舗営業は禁止するだろう。まあ結果論でいいから、日本がこれ以上状況を悪くしなければそれでいいのではあるが。。。

Yelpより駐在員の妻

明けましておめでとうございます。うん、遅いですね。

 

年末年始には16連休を取らせてもらい、そのうちの14日を里帰りに費やしたが、90歳の(妻の)父が直前に転んで足を骨折し、正月明けに手術。一緒に帰った妻も含め、この帰省はてんやわんやで終わった。ただ、父は2月になって退院し、今は自宅におり、入院中のリハビリもうまくいったようで状態はまあいいようだ。

 

で、もう2月も中旬に突入した。なんてこった。長期に休んだ分忙しさ倍増。あっという間に混乱と疲弊の1月は終わってしまった。でももうこの場で忙しさを嘆くのは極力控えよう。僕が今の状況を甘受する限り、忙しくないってことはあり得ないから。

 

で、今日は何を書くかというと、反動で軽い話を書く。

 

 ***

 

昨年夏ごろだったか、「駐在員の妻たち」が書くブログを読む機会があった。僕はグリーンカードが当たる20117月まではアメリカ旅行を楽しんでいる人のブログをよく読み、それ以降はアメリカで暮らす人のブログをよく読んで来たが、駐在員の妻のブログだけは全く読んだことがなかった。駐在員とは会社から一定期間アメリカに駐在を命じられ、その後必ず帰国することが予定されている方々であるので、永住を目的とする僕にとってその奥方たちのブログはずっと関心の外だったからだ。

 

では何故駐在員の妻たちのブログを読むようになったかというと、それはこの人たちの多くがやたらと食い歩きをし、その食レポを事細かにブログに書いてくれていることに気付いたからだ。僕は食が細く、しかも食えるジャンルも狭い。しかもしかも牛肉は好きだがタンはとてもじゃないが食えず、焼き鳥は好きだがハツだのミノだのはとても食えないというピッキーさだ。なので、新規開拓してがっかりするくらいなら、行きなれた店に毎回通っていつも食べているものを食べるほうを選ぶタイプなのだが、これだと妻が不満を溜めてしまう。

 

そこでYelpのようなお店紹介サイトを頼るのだが、何しろアメリカ人の方々と日本人の僕の基準は異なるので、結構「騙された!」と思える経験をしてきたわけだ。で、「確実に旨い店はないのか?」とネットで色々調べていた時に出くわしたのが「駐在員の妻」のブログだった。この方々、やたら食っている。信じられないほど色んなところで食っている。そして、さすが同胞。そこで紹介されていたある店(四川料理の店だったと思う)に行ってみたら、紹介通りに美味しかった。やはり彼女たちの食レポは信頼が出来る!というわけで、旨い店を見つけ出す確実性を上げるために「駐在員の妻のブログ」を頼るようになった次第。

 

僕はある店を殊更に宣伝する気はないし、店名は妻が記憶する役目を負っているので今まで行った店の名前なんかはほぼまるで思い出せないのだが、いずれにせよ僕がここで店名を書かないことは何の問題もないのである。そう。「駐在員の妻たち」がきっちり教えてくれるから。


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写真は昨年12月初旬に行った、コスタメサだったかどっかにあるスペイン料理の「何とか」という店の「何とか」という名前の料理である(うむ、食レポーターにも食ブロガーにも絶対なれないな、僕は)。スパニッシュなどまず食わない僕が妻に無理に連れていかれたのだったが、結果は非常にうまかった(皮肉なことに、ここはYelpで決めたんだけどね…)。

日本に住む皆さんに言っておくが、アメリカ(というかカリフォルニアというかオレンジカウンティー)は、本当に食のレベルが上がっている。こと和食以外に限って言うと、東京よりうまい店が多いとさえ感じることもある。しかもまだ発展途上のその和食でさえ、数は少ないが東京の普通にうまい店レベル以上の味を出せるところも出てきた(ま、前も言ったけど味覚は人それぞれだからこれはあくまで僕個人の感想ね)。

ただし、食の細い僕ら夫婦(二人合わせても体重100Kgさえない…)でさえ、そういう旨い店で腹いっぱい食べるとチップ込みで一人5千円から7千円くらいになる。だから旨いレストランはやっぱり安くはない。でも贅沢している気はないのです。だって僕らの平日の食費は、それどころか平日一日に使う飲食関係のお金は、おそらく二人合わせても一日1000円にもなっていないから。我家は「おとうさんのお小遣い、1日500円」という家です。

あと、アメリカは食べ残しを持って帰れる習慣があるのもいい。これは絶対日本も真似すべきと思うが、食べ残しを入れた袋を持って電車に乗るのはやっぱり少し躊躇しちゃうか。。。


ではまた。

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