もう今年も終わる。平均3、4か月に一回しか更新できていないので、昨年の今頃書いたエントリーがやたら最近のことのように思える。

今年は2016年にサラリーマンになってから感じていたアメリカでの生活に関する不満を一旦断ち切ることに成功したため、なんとか精神的には明るめに生きてこれた。

ただ、今年はめんどくさい事象が色々起きた年として記憶される気がする。前回のエントリーで書いたようなことが今年後半に集中して起きたが、まだ面倒くさいことは続いているから。アメリカで家を買って住む計画がある方、今日のエントリーは結構勉強になりますぜ。

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アメリカのローン会社はローン債権の売買を繰り返すので、僕が持っている二つのローン会社がこの1年で2回変わった。日本で言えば、三井住友でローンを組んだはずなのに、いきなり三菱東京がそのローン債権を買い取り、かと思ったらいつの間にか新生銀行がそのローン債権を買っていた、みたいな話だ。

その最新のローン会社が、11月になって家の保険料の免責額が高すぎるみたいなことを言ってきた。ごく簡単にこの辺の仕組から説明しておきたい。

家に問題が起きても保険が適用されることで借主は金銭的負担を免れる。ローン会社も安心だ。だからローンを組むときに家の保険に入るのはマスト。このとき、仮に5000ドルまでの被害なら保険会社は保険を適用しない契約を結ぶと、5000ドルまでの損害は借主が自腹を切ることになる(代わりに保険料が少し安くなる)。これが免責額だ。免責額が高いとローン会社は不安になる。よって今のローン会社が、「免責額を(ローン残高に対して)適正値(があるらしい)に落とせ。保険会社にその旨伝えよ」、と言ってきたのだ。

今なら若干仕組みはわかっているが、最初その指示が書かれた手紙を読んだ時、全く意味が分からなかった。そもそも最初のローン会社も2つ目のローン会社も何も言ってきていない。とにかく保険会社(の代理店)にその手紙の内容を伝えた結果、免責額は適正値内にあることがわかった。なんなんだよ。

これで一件落着かと思ったら、今度は保険会社から「保険料が払われていない」との手紙を受け取った。いや、絶対払ってる。何故なら、一般的にアメリカでローンを組むと、返済額、保険料、固定資産税を毎月ローン会社に支払うようになっているからだ(ローン会社を通じて税金とかは支払われる仕組み)。そこで今度は保険代理店の方に問い合わせ、やっぱりきっちり払っていることを確認した。なんだったんだよ。

などと言いつつ、まだ話は終わっていなかった。

僕はローンを二個持っている。一つはアメリカに来る前に買った家(A)を抵当に入れて借りたお金。もう一個は今住んでいる家(B)のローン。約2年前に書いたエントリーで説明したが、Aを担保に入れて借りたお金は、今住んでいる家Bを購入する時の頭金を捻出するために借りたわけだ。

さて、「保険料が払われていない」という保険会社からの手紙は家Aの保険の話だった。そしてその手紙は11月下旬に家Aに届いた。そして、Aに住んでいる店子から連絡を受けて僕がそれを確認したのが10日前。で、「おいおい」と思いながら保険代理店に連絡したとき、一緒に手紙の確認が遅れた理由も説明すると、「そうだとすると、保険証の書き換えが必要だ。保険は家主が住んでいる条件で書かれている。店子が住んでいるならその主旨に書き換える必要がある」と代理店は言ってきた。

「そうですか、ではそのようにして下さい」 

もう「めんどくさいの極致」にいた僕はそれしか言わなかったが、次に来たメールには「どうせなら保険会社を変更してみるのはどう?保険料は安くなるしA評価の会社だよ」だと。代理店として保険の変更を進めるのは当然何かのメリットがあるんだろうけど、、、、

もうめんどくさいんだよ!
仕事が無茶苦茶忙しい中で心の均衡をなんとか保ってるんだよ!
訳の分からない仕組みだか都合だか営業意欲とかで家にいる貴重な時間を使わせんじゃねぇよ!
そもそも「A評価」のはずの保険会社、ネットでの評判最悪じゃねぇか!!

と、毎日家に帰ると語気強めで毒づいているこのところの僕であります。

しかもですね、僕、この齢にしてこないだ強烈なアレルギー性鼻炎のデビューを果たしたんですよ。。。

12月に入ってこれまで経験のない症状を経験。くしゃみ10連発は当たり前。ツツーと流れ出る鼻水、のどの痛みやイガイガ感。頭痛、倦怠感。。。症状からこの年でアレルギー性鼻炎のデビューをしたのは確実。今年感じた体調の悪さのうち、明らかに風邪だったとは言えないものについてはアレルギー性鼻炎の症状が軽めに出ていたんだろうと思う。これからこいつと付き合っていくのか。。。面倒だ。

そう、面倒なんだよ。アメリカ。
訳わかんないんだよ、アメリカ。
それでも住み続けるのか、アメリカ。
まあ、まだ住んどいてやるよ、アメリカ。。。

では皆さん、よいお年を。